From 2dc446e88c0b68a74402bea56c66f0f12207092d Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: m-kyono Date: Thu, 8 Oct 2026 09:14:52 +0900 Subject: [PATCH] =?UTF-8?q?2=E6=97=A5=E7=9B=AE=E8=BF=BD=E5=8A=A0?= MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit --- 2日目_実装ミッション指示書.md | 216 ++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1 file changed, 216 insertions(+) create mode 100644 2日目_実装ミッション指示書.md diff --git a/2日目_実装ミッション指示書.md b/2日目_実装ミッション指示書.md new file mode 100644 index 0000000..75b5ff3 --- /dev/null +++ b/2日目_実装ミッション指示書.md @@ -0,0 +1,216 @@ +# 2日目 実装ミッション指示書 + +## この指示書について + +このミッションは、「StringCheck 詳細設計書」の完成を目指す実装課題の2日目です。1日目に作った「検証なしの正常系のみ」の `StringCheck.java` に、今日習う制御構文(ループ・条件分岐)を組み込み、仕様どおりに動く状態まで完成させます。 + +今日からは、1日目と異なり **6段階構成**(1〜3:必須実装、4〜6:発展課題)でミッションを進めます。4〜6は、講義や設計書にそのまま答えが書かれていない内容を、自分で試し・調べ・考えて取り組む課題です。 + +### 今日はまだ次のことを習っていません。使わないでください。 + +- 独自のメソッドを定義すること(`inputString()` や `setUpLogger()` などへの切り出しはまだ行いません) +- 例外処理(`try` / `catch`)、ログ出力(`Logger`)の実際の実装 +- コレクション(`ArrayList` など) + +### 今日使ってよいもの + +- 1日目までに習った内容(基本データ型、算術・比較・論理演算子、配列) +- `for` 文/`while` 文/拡張for文(for-each) +- `if` 文/`switch` 文(従来型・switch式)、三項演算子 +- 読みやすいコードを書くための考え方(早期リターン、ネスト削減、境界値の意識) + +すべての処理は、引き続き `main` メソッド1本の中に書き並べてください。メソッドへの切り出しは、メソッドの定義方法を習った後日のミッションで行います。 + +## 開発環境について(Eclipse・前回のおさらい) + +- コンパイルエラーの確認:エディタおよびPackage Explorer上に赤いエラーマーカーが表示されていないこと。 +- 実行方法:エディタ上で右クリック →「実行(Run As)」→「Java アプリケーション(Java Application)」。 +- 入力の方法:実行後、画面下部の **[コンソール](Console)** をクリックしてから文字を入力し、Enterキーを押す。 + +## 今日のゴール + +1日目のプログラムに検証ロジックを組み込み、次のように「正しい入力が得られるまで何度でも聞き直す」動作を完成させます。 + +``` +いまなにしてる? + +何も入力されていません +いまなにしてる? +(141文字以上の文章) +投稿文が長すぎます +いまなにしてる? +ラーメンを食べています + +↓↓↓↓↓↓ 投稿されました ↓↓↓↓↓↓ +ラーメンを食べています +``` + +## 進め方(6段階) + +### 段階1(必須):ループ構文のウォームアップと、正常系フローのループ化 + +1. **for-each練習:** 1日目に用意したメッセージの `String` 配列を、拡張for文(for-each)を使って1件ずつ画面に出力してみてください(動作確認用のミニ演習です。最終的な提出コードに残すかどうかは任意です)。 +2. **無限ループ化:** `while (true)` を使い、1日目に実装した「正常系のみ」の一連の流れ(プロンプト表示 → 読み込み → 投稿完了表示)全体を無限ループで包んでください。まだ `if` 文は書かず、常に投稿が成功する状態のまま、実行するたびに何度でも投稿を繰り返せる状態にします。 + +**この段階の完了確認** + +- Eclipseで実行し、投稿が成功した後も処理が終了せず、再び「いまなにしてる?」が表示され続けること(終了条件はまだ無いので、確認できたら停止して構いません)。 + +### 段階2(必須):if文による検証ロジックの実装 + +1日目に `str` の文字数をもとに算出していた2つの真偽値(空文字判定・文字数超過判定)を使い、`if` 文で次の分岐を実装してください。 + +- **空文字判定が true の場合:** 「何も入力されていません」を表示し、`continue` でループの先頭(プロンプト表示)に戻る。 +- **文字数超過判定が true の場合:** 「投稿文が長すぎます」を表示し、`continue` でループの先頭に戻る。 +- **どちらでもない場合:** `break` でループを抜け、投稿完了処理(空行→バナー→内容表示)に進む。 + +> ログ出力(`logger` の呼び出し)は今回はまだ実装しません。例外処理とあわせて別日に扱います。 + +**この段階の完了確認** + +- 詳細設計書「9.1 メイン処理」のフローチャート、および「10. 疑似コード」の `main` 部分と同じ分岐構造になっていること。 + +### 段階3(必須):全テストケースでの動作確認 + +詳細設計書「11. テストケース一覧」の次の9パターンすべてを、実際にEclipseで実行して確認してください。 + +| No | 入力内容 | 期待される画面表示 | +|---|---|---| +| 1 | 「ラーメンを食べています」(1〜140文字の通常の文章) | 投稿完了メッセージとともに投稿内容が表示される | +| 2 | 何も入力せずEnterのみ | 「何も入力されていません」→再度入力待ち | +| 3 | 半角スペースのみ(例:`" "`) | 「何も入力されていません」→再度入力待ち | +| 4 | 全角スペースのみ(例:`"   "`) | 「何も入力されていません」→再度入力待ち | +| 5 | ちょうど140文字の文章 | 投稿が成功する(境界値) | +| 6 | 141文字の文章 | 「投稿文が長すぎます」→再度入力待ち | +| 7 | 大幅に140文字を超える文章 | 「投稿文が長すぎます」→再度入力待ち | +| 8 | 両端に半角・全角スペースが付いた通常の文章(例:`" 今日は晴れ "`) | 両端の空白が除去され「今日は晴れ」として投稿される | +| 9 | 不正入力(未入力・長すぎ)を数回続けた後、正しい文章を入力 | 都度エラーメッセージが表示された後、最終的に投稿が成功する | + +**この段階の完了確認** + +- 上記9パターンすべてで「期待される画面表示」どおりの動作になること。 + +--- + +ここまでで、詳細設計書が要求する画面上の動作は一通り完成します。ここから先(段階4〜6)は、答えが1つに決まらない発展課題です。 + +### 段階4(発展):早期リターン・ネスト削減によるリファクタリング + +講義で扱った「早期リターン」「ネスト削減」の考え方を使い、段階2で書いた `if` 文の構造を見直してください。**挙動を変えないこと**(段階3の9パターンが書き換え後も全て同じ結果になることを必ず確認する)を条件に、コードをより読みやすい形に書き直してください。 + +- ふりかえりシートに、書き直す前後のコードと、なぜその形の方が読みやすいと考えたかを記載してください。 + +### 段階5(発展):三項演算子・switch式との比較検討 + +段階2で実装したロジックのうち、どこか1箇所を三項演算子または switch式 を使って書き換えてみてください(すべてを書き換える必要はありません)。 + +- 書き換えてみたうえで、「`if` 文のままの方が良い」「三項演算子/switch式にした方が良い」のどちらだと考えるか、理由とともにふりかえりシートに記載してください。この課題に正解はありません。実際に自分の手で試し、判断することが目的です。 + +### 段階6(発展):境界値・追加エッジケースの調査 + +詳細設計書「11. テストケース一覧」に載っていない入力パターンを、自分で最低3つ考えて実際に試してください。 + +- ヒント例:半角スペースと全角スペースが混在した「空白のみ」の入力、1文字だけの入力、140文字ちょうど/141文字ちょうどの境目をさらに細かく複数パターン試す、タブ文字を含む入力、など +- 試した入力内容と実際の結果を、ふりかえりシートに記録してください。想定と異なる挙動があった場合は、その原因を自分で調査し、わかったことを記載してください。 + +## 提出物 + +- 更新した `StringCheck.java` +- 実装ふりかえりシート(次の項目を記載) + +以下に各項目の記載例を示します。**あくまで「どのくらいの粒度で、どんな書き方をすればよいか」を示すための別課題の例**であり、StringCheck.javaの答えではありません。段階4・5・6は、この例を参考にしつつ、必ず自分の実装・自分で考えた内容を記載してください。 + +### 完了した段階 + +**記載例** + +``` +完了した段階:1〜6(すべて完了) +``` + +``` +完了した段階:1〜3は完了。4〜6は時間の都合で段階4のみ着手、5・6は未着手。 +``` + +### 段階4:リファクタリング前後のコードと、その理由 + +**記載例(「点数から合格・不合格を判定する」別課題での例)** + +書き直す前(ネストが深い): + +```java +if (score >= 0) { + if (score <= 100) { + if (score >= 60) { + System.out.println("合格"); + } else { + System.out.println("不合格"); + } + } else { + System.out.println("不正な値です"); + } +} else { + System.out.println("不正な値です"); +} +``` + +書き直した後(早期リターンでネストを減らす): + +```java +if (score < 0 || score > 100) { + System.out.println("不正な値です"); + return; +} +if (score < 60) { + System.out.println("不合格"); + return; +} +System.out.println("合格"); +``` + +理由:「異常な値である」という一番外側の条件を先に弾いてしまうことで、本来知りたい「合格か不合格か」という分岐だけが手前に残り、ネストが浅くなって読みやすくなったため。 + +> 実際の提出では、上のコード例ではなく、**あなた自身がStringCheck.javaの検証ロジックに対して行った**書き直し前後のコードと理由を記載してください。 + +### 段階5:試した書き換え内容と、どちらが良いと考えたか・その理由 + +**記載例(同じく「点数判定」での例)** + +if文で書いた場合: + +```java +String result; +if (score >= 60) { + result = "合格"; +} else { + result = "不合格"; +} +``` + +三項演算子で書き換えた場合: + +```java +String result = (score >= 60) ? "合格" : "不合格"; +``` + +結論と理由:単純に2択の値を1つの変数に代入するだけなら、三項演算子の方が1行で完結し読みやすいと感じた。ただし、分岐の中でログ出力や複数の処理を行う必要がある場合は、三項演算子では書けない(値を返すことしかできない)ため、その場合はif文の方が適していると考えた。 + +> 実際の提出では、**あなたがStringCheck.javaのどの部分をどう書き換えてみたか**、そのうえでどちらが良いと感じたか・理由を記載してください。 + +### 段階6:自分で考えた追加テストケースの内容・結果・気づいたこと + +**記載形式の例** + +| 入力内容 | 実行結果 | 気づいたこと | +|---|---|---| +| (例・すでに公開されているテストケース5)ちょうど140文字の文章 | 投稿が成功した | 境界値ちょうどのケースは想定通り成功した | +| ここに自分で考えた1つ目の入力を書く | 実際に実行して観察した画面表示を書く | 期待通りだったか、意外な挙動はあったかを書く | +| ここに自分で考えた2つ目の入力を書く | | | +| ここに自分で考えた3つ目の入力を書く | | | + +> 表の1行目は記載形式を示すための例(すでに公開されているテストケースの再掲)です。**あなた自身で新たに考えた入力パターンを、最低3行(3パターン)追加**してください。想定と異なる挙動があった場合は、原因を自分で調査し、わかったことも書き添えてください。 + +## 今日は実装しないこと(別日に扱います) + +- `inputString()` や `setUpLogger()` のような独立したメソッドへの切り出し +- ログ出力(`Logger` によるファイル出力)の実際の実装